どうする?親の体調が悪い時の書類整理法|実家・大人片づけ

大人片づけインストラクターの高橋和子です。

親が体調不良で、実家の片づけをしなければならない緊急事態に

遭遇した方は、多くいらっしゃることでしょう。

このような状態だと家の中は郵便物やダイレクトメールが散乱していたりします。

残念ですが、体力がないと、片づけはできなくなってしまうのです。
日頃、整理上手だった方でも、ありうることです。

ダイレクトメールや郵便物の片づけは、基本的には封筒を捨て、本当に必要な物だけ残します。
ただ、これが遺品整理になると、ダイレクトメールといえども、簡単に捨てられなくなります。

実は、親自身が、自分の財産をリストアップして、

子世代に引継ぎができているのならいいのですが、大半の方はできていません。

子世代は、届いたダイレクトメ―ルを見て、

「〇〇の会員になっているみたいなので、解約しないと」

「このクレジットカードに入っているらしい」

「公共料金は口座振替になのか」

「この保険にはいっているのかな」

などと探偵並に「推理」をしていくわけです。

その推理の手がかりが、ダイレクトメールだったり、郵便物と言うことなのです。
これは、たいへんな作業で、時間も手間もかかります。

そこで、是非おススメしたいのが、親御さんとの重要書類の整理と共有です。

どこの生命保険会社かとか、互助会は?とか、クレジットカードは何枚持っているか?など

重要書類と言うと、親も子も硬くなってしまいますが、まずは情報の共有と言うコミュニケーションを取りたいと思います。

そうすれば、いざという時に、前述のような探偵もどきをしなくても済むのです。

まずは親自身に、実家の片づけや重要書類の片づけを通して、安心感をもってもらうことが、ポイントです。人によっては、重要書類と向き合うことが、人生の終わりをイメージしてしまい、ナーバスになる方もいます。
ゆっくり時間をかけながら、親子関係を再構築していく作業が必要になってくるのです。

親と相続について何も確認しないで「相続」を迎えると、大変な労力がいります。
親の人生を最大限にリスペクトしつつ、親が元気なうちに、少しずつ重要書類をリスト化してもらい、実家の片づけが進んでいくと実は、親も子もハッピーになるのです。

◆家庭の書類の整理法…  https://mbp-japan.com/tokyo/felicia-lab/column/1359624/

◆婦人公論で紹介された「大人片づけ講座」大人片づけの体験版 

https://www.exepromo.jp/info/2016/03/683.html

◆読売新聞で紹介された「大人片づけインストラクター共通中級講座」一箇所必ず片づく講座

https://www.exepromo.jp/promo_course/second_class/

■イベント・セミナー日程

 

 

 

関連記事

賞味期限だけではない!2つの食品片づけポイント
年末ですね。キッチンの大掃除と共に冷蔵庫や食品庫の片づけをすることも多いと思います。 冷蔵庫の中を片づけないとおせちが入らないご家庭もあるかも。 この際、ストック食品や乾物・粉物などの整理をしておきましょう。 ポイントを2つチェックしてみましょう。   ポイント1 侮れない賞味期限・消費期限の認識 言うまでもありませんが、食……
【コラム】マイナンバー通知と住基カードのしまい方&一考察|家庭の書類整理・重要書類
  マイナンバー制度が、いよいよスタートします。マイナンバーは、ひとり1ナンバー。 一生涯変わらない番号が割り振られます。 通知カードが、この10月にも送付されてくるのだそうです。 それも簡易書留です。 日本中の人が、「簡易書留」=「重要書類」を受け取ることになります。 マイナンバーの中身をよく知っている人にも知らない人も、一律です。……
水道管が凍結!どうする?
48年ぶりの大寒波到来で、 東京でも水道管が凍結するトラブル発生! 水と暮らしの知恵袋で、 「水道管凍結防止対策」を紹介していますが、 緊急でテレビの取材をうけました。   これから、寒さの本番に向かうこともあり、 凍結防止策や もし凍結してしまったらどうすればいいのかを 紹介しています   朝、蛇口をひねったら「水……
生物学的?!片づけられない理由
代表理事の高橋和子です。 この夏、読書好きの友人から、 生物学者の福岡伸一著『遺伝子はダメなあなたを愛してる』(朝日新聞出版)を借りました。 福岡先生のベストセラー『生物と無生物のあいだ』の話をしていたら、コチラもとススメられました。 中に、とっても興味深い文章が。 女性からの質問で「モノを捨てるのが苦手です。片づけられない女はダメですか?」に……