防災片づけ
暮らし生活研究家の高橋和子です。
3・11「東日本大震災」から、もうすぐ10年目を迎えます。
先日は震度6強の余震が、、、!!
長く大きな揺れに10年前を思い出しました。
防災の見直しの機会として、
再び防災グッズなどのチェックをしましょう。
今回はストック食品の見直しをお話します。
自宅や実家の片づけで気になるのは、防災用保存食料品の賞味期限切れです。
必要な時に、食べられない・使えないでは防災備蓄になりません。
話題の「ローリングストック法」
防災用の食品と一言で言っても、避難先に持ち出す物と、
備蓄用と、まず分ける必要があります。
食料品の備蓄法として、最近は、ただ持つだけではない、
「食べながら備蓄する」という、「ローリングストック法」が
話題になっています。
「ローリング」ですから、循環していくという意味です。
まずは家にある防災品、備蓄品をチェック&把握していきます。
買いっぱなし、置きっぱなしではない、「備蓄=片づけの工夫」です。
賞味期限切れになる前に食べれば、捨てるという無駄も減りますし、
買い足したり、食べ方を確認します。
わざわざ防災用の食品を買うこととは根本的に違います。
買うところから片づける、備蓄するということですから、
毎日の消費生活ともつながっています。
家庭でよく食べるレトルト食品やフリーズドライ食品の
総数と中身を把握するという考え方です。
ふだん食べ慣れているものなら、
災害時に、調理に手間取りません。
さらに災害時ほど、食べ慣れたものを口にすると、
気持ちも落ち着くと思います。
水、カセットコンロ、レトルト食品、お米など、
キッチンにあるものをチェックしてみてください。
とくにお米は、備蓄品の筆頭です。
でも、これも、こんなふうに、災害が心配で買ったものを、
そのまま玄関に置いておいたら、避難経路をふさぐ
障害物になってしまいます。
高齢者は重たくで置きっぱなしにしている可能性もあります。
玄関や廊下に置きっぱなしの食品があったら、
賞味期限を確認して、移動させてくださいね。
防災用品の代表といえば、乾パンやら懐中電灯が入った、
防災リュックセットです。
3.11が起きたあと、防災意識が高まり、防災リュックを
用意したかたも多いと思います。
リュックに物が入りっぱなしになっていたら、
見直しをしてくださいね。
いざという時、重いリュックは、高齢者にはしょって逃げることは
できない可能性が高いので、重さも確認しておくといいでしょう。
これを機会に、身の周りの防災グッズのことや防災について
家族や親と話し合い見直すことをおすすめします。
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